シャーデー・アデュさん

1月16日の今日、誕生日を迎えたのはシャーデーSade Adu)さん。ナイジェリア人の父とイギリス人の母との間に生まれました。エキゾティックな美貌と、官能的なハスキー・ボイス、洗練された大人のセクシーさを漂わせるそのステージ、私はビデオで見ただけですが、もうたまらなく心を奪われてしまいました。
ロンドンのアート・カレッジでファッション・デザインを学び、その後デザイナーとしてニューヨークのファッションショーにも出展するなど、若いころから音楽に限らず高いセンスを発揮してきました。そして80年代初めに“シャーデー”というバンドを結成します。彼女らの生み出す、ジャズやR&B、ソウルのテイストを取り入れたクールでお洒落なポップスは地元イギリスと日本で人気に火がつき、85年にアメリカ・デビュー。シングル「スムース・オペレーター」が大ヒットし、あっという間に世界的な人気アーティストに登り詰めたのです。
その後も「スゥイーティスト・タブー」や「パラダイス」といったヒット曲はもちろん、2000年11月にリリースされた『ラバーズ・ロック』が何と8年ぶりです。現在までわずか5枚目のオリジナル・アルバムで全世界で3500万枚を売り上げています。他のミュージシャンからも高く評価されていて、サックス奏者のケニーGが「SADE」という曲を作っていますし、日本ではZARD坂井泉水さんが18歳のとき、友達のつきあいでシャーデーのライブを見に行って衝撃を受け、歌手を目指し始めたそうです。