松田トシさん

おはようございます、3月7日です。
一雨ごとに少しずつ寒さも和らぐようです。


♪ブンガワン・ソロ 果てしなき 清き流れに 今日も祈らん〜♪


この「ブンガワンソロ」は大東亜戦争でジャワに進駐した日本軍の中で人気が高まりました。
戦後、自ら訳詞を付けて歌ったのが、今日誕生日をむかえた松田トシさん(1915年3月7日〜横浜市出身)です。
東京音楽学校本科卒業後、日本大学芸術科、東京女子体操音楽学校の講師となり、戦前、戦中は国民歌謡で「蘭花の頌」「満州帝国皇帝陛下奉迎国民歌」「日本婦人の歌」をうたい、NHKで放送されました。
戦後もラジオ歌謡で「白鳥の歌」や、この「ブンガワン・ソロ」など吹込みヒットさせ、NHKで放送開始した「うたのおばさん」で、安西愛子さんと共に「うたのおばさん」として親しまれました。
1954年12月31日、「村の娘」で第5回NHK紅白歌合戦に初出場し、1971年には第一回日本童謡賞特別賞を受賞しました。
また、日本テレビのオーディション番組『スター誕生!』などの審査員として出演し、的を射た辛口アドバイスで人気を得ました。森昌子中森明菜などが育っていますが、松田審査員の「歌は上手だけど顔が子供っぽいから、童謡でも歌ったらどうかしら?」との批評に対し、中森明菜の抗議は話題になりましたね。