池野 成さん,水野 修孝さん,佐伯 亮さん

こんばんは、2月24日です。

池野 成さん(いけの せい1931年2月24日〜2004年8月13日北海道札幌市生まれ)は、東京音楽学校に入学後、伊福部昭さんに師事し、1954年の映画『ゴジラ』の音楽でアシスタントを務めました。1956年の映画『稼ぐ日』で映画音楽を手がけたのに始まり、1960年代には映画音楽を中心に活躍ししまた。座頭市シリーズの音楽を担当したことで知られ、手がけた映画は150本近くに及びます。

水野 修孝さん(みずの しゅうこう1934年2月24日〜徳島県生まれ)は、千葉大学卒業後1961年の「金管群のための3つの次元」作曲家として正式デビューしました。また、藝大在学中にはオノ・ヨーコさんも出入りしており、ステージパフォーマンスでのコラボレーションの経験があります。1960年代後半、アメリカより帰国した渡辺貞夫さんにジャズ理論を学び完全にマスターしました。1975年に発表された「ジャズ・オーケストラ'75」は、日野皓正、渡辺香津美中村誠一村上秀一らジャズ界のトッププレーヤーたちの手により演奏され、迫力あるドライブ感と大音響で聴衆を圧倒しました。1974年、アメリカのロックフェラー財団から、武満徹一柳慧高橋悠治らとともに招かれ、1年間アメリカへ留学しましたが、帰国後、自らが日本人であることを一層強く意識するようになり、お囃子や和太鼓などの、日本の伝統音楽の素材や楽器が高い頻度で作品に登場するようになりました。現在は千葉大学名誉教授で、1955年から1995年までの41年にわたり千葉大学管弦楽団を指揮しました。

佐伯 亮さん(さえき まこと1938年2月24日〜2008年11月3日中野区出身)は、明治大学マンドリン倶楽部に在籍し、卒業後古賀政男さんに師事しました。1961年、コロムビアレコード専属の作曲家となり、 翌年、美空ひばり「恋の曼珠沙華」で日本レコード大賞編曲賞受賞し、さらに翌年、美空ひばり「柔」のレコード大賞受賞を機に、一気にトップアレンジャーの地位を確保しました。1972年、編曲を担当したぴんからトリオの「女のみち」は400万枚を越す未曾有の大ヒットとなりました。