バイロンさん

「真実は小説より奇なり」

今日誕生日を迎えた世界的詩人、バイロンの言葉です。

第6代バイロン男爵、ジョージ・ゴードン・バイロン(1788年1月22日〜1824年4月19日)さんはロンドンで生まれました。そして10歳の時、父(第5代バイロン男爵)が亡くなったため、第6代バイロン男爵となりました。お金持ちだったのでしょうね。
ケンブリッジ大学時代もろくに勉強もぜず、その後も西欧諸国を回る旅に出たりして、遊び回っていました。
本当にうらやましいかぎりです。

しかし才能は隠せません。紡績工のラッダイト運動を弾圧することに抗議する演説をおこなって政治家として名を挙げたり、旅行の成果である『チャイルド・ハロルドの巡礼』を出版して、その生の倦怠と憧憬を盛った詩風と異国情緒が大評判になりまた。しかもその間社交界の寵児として恋に憂き身をやつして、数々の女性と関わり多くのスキャンダルを巻き起こしています…。

とここまでは金持ち貴族としてはよくある話のようですが、彼の最も違うところは、

「君のために世界を失うことがあろうとも、世界のために君を失いたくない」

なんてことを平気でのたまってしまうこと、でしょうか。

音楽や童謡に関係ないとは言わないでください。彼の言葉は多くの女性に影響を及ぼしただけでなく、その後の無数の詩人・作詞家たちに多大な影響を与えたことは明白です。

でも「男の愛はその生活の一部であるが、女の愛はその全部である」とか
「女性は天使なるも、夫婦生活は悪魔なり」とか、私達にも勉強になる言葉もたくさん残していますね。